入院生活で経験したこと
今日は入院生活で経験した事、長期入院したからこそ分かった事について記載します。
それは、病室の管理方法です。
病室も、最初入院した時は差額ベット代といって、別途代金がかかります。
都内だと高いです。私が入院してた病室は(大学病院)ですが1泊6300円かかりました。(食事代は1食200円で1日600円です)
それでも、2週間以上入院しているとだいたい無差額の部屋へ移動出来ます。
そして無差額の部屋で2週間くらい入院すると一度退院させられます。それは、ながく入院しているとベット代金の負担が病院側になり、その分、利益が減るからです。なので、少しでも動ける患者は2~3日退院させられます。
そしてまた入院してきたら、差額ベット代を支払う部屋に入れられます。
これが、長期入院の患者のルーティンになっています。
でも、そんな患者(長期入院の患者)でも、なかなか入らない部屋があります。
それは…
ナースステーション前の部屋です。
ナースステーション前の部屋は入院患者でも『あまり言う事を聞いてくれない患者が使う』と言われたりします。
でも、それは実はちょっと違います。
実は、ナースステーション前の部屋は余命宣告された患者や重症な患者が入ります。看護師さんの2人以上補助が必要だったりする患者などが居たりします。
骨折や手術で入院した場合などでも、数年といった長い年月入院することは稀だと思いますので、そんなに気が付かないですが、だいたいナースステーション前の部屋は特殊であることが多いです。
実際に私も何人かナースステーション前の部屋へ移動する人を見てきました。
ナースステーション前から、離れた部屋へ戻ってくる人は全体の20%くらいだと思いました。
因みにナースステーション前の部屋に移動したから完全に助からないとか余命を宣告されるってことはありません。ナースステーション前の部屋でも、3か月も半年も治療を続けている患者さんはたくさんいます。
本当にあぶない患者さんって言うのは…
転院させられます。
そういう人は、『緩和ケアの病院へ行きましょう』と言われます。
この緩和ケアってのがキーワードです。
大学病院等のケースだと…。
最初は、緩和ケアの資格を持ったナースさんを紹介されます。
その看護師さんが先生から処方されているクスリ以外で苦痛を和らげるために色々とお話しを聞いてくれますよ。(ようするに入院生活でうまれたストレスを緩和させますよ)ってのから始まります。
そして、だんだん『ここの病院よりも設備が整った緩和ケアの優れた病院があります』『あなたは、ここの部屋に長くいることによりストレスが溜まっているので、少し変わった治療をしませんか』と誘導していく訳です。
そうして、最終的になっとくして患者から転院を施すわけです。
そんなことも色々と学んで来ました。
なので、私が今後、病院へお見舞い等で訪れたりした時には少し見方が変わってしまったかもわかりません。
最後にお話ししますが、無理に転院させる事はしません。先生も最終的手段とは言いつつ、あらゆる治療、患者への事も考えて行動してることは確かです。決して悪い意味で書いてる訳ではありませんので。。。
今日はこのくらいで、でわ。